何故、人はバスの最前列に座りたがるのか。
2022.09.15今週のつぶやき
何故、人はバスの最前列に座りたがるのか。
私は毎日のようにバスで柏駅西口まで通っていますが、いつもこのことを不思議がっています。
たとえば、二番目に乗り込んでも一番目の人が、私の座りたがる一番前の席に座ってしまう。
こういうことがよくあります。
あるいは人間の考えることは同じで、人の前に行きたがる本能があるのだろうか。
と推測し、私の尊敬する大学の先生にこのことを聞いてみました。
すると答えは、特に本能的に前がいいという訳ではなく、座りやすいところを選ぶ。
自分がいつも座っているところが安心できる。そういうことではないでしょうか。とのことでした。
大学の授業なんかは、後ろの席からうまって行く。できるだけ前の席から座らせる授業をしなければいけないと言われていたほどです。
とのことで、どうやらバスの前の席はコロナ禍でもあり、前に人がいないので座りやすいだけかもしれません。
さて、話違えど私の弟子諸君が順位戦で、勝ち出しました。
B級2組順位戦で高見泰地七段は木村一基九段に勝利。1敗の後、3連勝と切り返し、一躍昇級候補に躍り出ました。
強敵で競争相手でもある木村九段に勝ったのは大きい。将棋の内容も、互角の戦いが続いた後、相手の一矢をとがめ終盤一気に抜け出したあたり高見恐るべしを印象付けました。
強敵との当りが多い高見七段ですが、残りの対局も実力を示してくれることを師匠は期待しています。
続いて翌日、B級1組順位戦で佐々木(勇)七段も横山泰明七段に勝ち。
この将棋は圧勝といってもよく、いつも師匠をハラハラさせる勇気君ですが、安心して見ていられました。
最初に二連敗した時は、どうなることかと案じていましたが、3連勝と巻き返し、むしろ昇級候補に入ったと見ています。
先日、有名なスポーツ雑誌ナンバーも取材にきて、故花村元司九段の人となりを語りました。その中で、当時B級1組だった私が、7連勝で迎え撃つ相手は30歳年上の花村九段で6勝1敗という成績でした。私はその対局に敗れ、結局A級入りを逃しましたが、次年度、3勝2敗から残り全部勝って念願のA級昇級を果たしました。
勇気君も師匠と同じ道をたどるのか?淡い期待を抱かせます。
今週の石田九段一門将棋チャネルは「故花村元司九段を語る。ナンバーが取材に」を放送。
その取材の様子を一部映していますので是非ご覧下さい。
弟子達(若手)の成績
9/7 | ○高見泰地七段(先手)-木村一基九段(後手)● | 順位戦B級2組 |
9/8 | ●横山泰明七段(先手)-佐々木勇気七段(後手)○ | 順位戦B級1組 |
9/8 | ○渡辺大夢六段(先手)-井田明宏四段(後手)● | 順位戦C級2組 |
9/13 | ○佐々木勇気七段(先手)-阿部光瑠七段(後手)● | 叡王戦 予選 |
先述のように佐々木(勇)七段が順位戦勝ったのは大きい。どちらも昇級に向けて、これから発進です。
今年度成績
佐々木勇気七段 8勝4敗(勝率6割7分)
高見 泰地七段 12勝6敗(勝率6割7分)
三枚堂達也七段 7勝4敗(勝率6割4分)
渡辺 大夢六段 8勝6敗(勝率5割7分)
門倉 啓太五段 4勝6敗(勝率4割)
加藤結李愛女流初段 8勝4敗(勝率6割7分)
鎌田美礼女流2級 0勝1敗(勝率0割)
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)
9/8 | 猪瀬浩志四段 | |||
9/9 | 猪瀬浩志四段 | |||
9/10 | 福田洸六段 | |||
9/11 | 二段以上 | 伊藤享史六段 | 初段以下 | 土谷泉吹2級 |
9/13 | 松浦孝幸四段 | |||
9/14 | 佐々木昇五段 |