日本将棋連盟東葛支部 柏将棋センター

今週のつぶやき

今週のつぶやき

自宅の大掃除をしていたら、私の古い棋譜が出てきました。

2022.11.24今週のつぶやき

自宅の大掃除をしていたら、私の古い棋譜が出てきました。
昭和63年10月21日、B級1組順位戦二上達也九段との対戦譜。
懐かしさが、こみ上げてきて思わず並べて見る。今から34年前の対局です。
温厚な二上先生の面影やら、当時の私の順位戦に賭ける執念を顧みるにつけ、ジーンと涙がこぼれそうになってきました。
こんな時もあったんだ。深夜0時42分に終了。手数172手。残りは石田2分二上1分。深夜、終盤の激しいつばぜり合い。
その死闘を、幸い制することができ、思いも格別です。
つくづく、あの頃は必死だったんだなあと。
二上会長先生との対局で、終了後は、二人か、数人で滅茶苦茶、酒を飲んだろうと、記憶は定かではありませんが、当たらずとも遠からずと思います。
メロディーを聞いて、当時を懐かしむように、棋譜並べでもその頃を思い出させてくれます。
あの頃は、私の子供がまだ小学校一年生。
「巣に戻れば、ひな鳥がピヨピヨ、口を開けて待っている」は二上先生から出た言葉で、今でもそのことは、しっかり覚えています。
歳月は流れ、私の息子は、やっと11月27日に結婚式をあげることになりました。
正直、ホッと胸をなでおろしているとこです。
私にはまだ見なければならないことが残されています。
それは孫(これは授かりものですが)であり、弟子達の成長です。
弟子といっても、まだ小さい小さい、ひよこのような可愛いい小学生もいます。
11月20日(日)に幕張メッセでテーブルマーク関東大会が行われました。
小学生の大会で高学年、低学年の部に分れ総勢1200名余が参加したそうです・
その中で私のところの東葛支部、柏将棋センターに通う少年の活躍は目を見張るものがありました。
まず、低学年の部で、中村清之介四段(小学2年)が、9回全部勝って見事優勝。
また高学年の部では斉藤翔真四段(小学4年)が三位と、これも凄い活躍です。
どちらも将来が楽しみです。
力強く翔たこう!

今週の石田九段一門将棋チャネルは「A級順位戦、豊島九段・藤井(聡)竜王が首位に。挑戦者の行方は?」を放送。藤井五冠は広瀬八段を下しA級順位戦トップタイになりました。私がその感想を語っております。

またこのつぶやき番外編として、元NHK杯戦優勝者、前田祐司九段にエッセイを寄稿して貰っています。今回は「2億万長者後編」です。
夢のような時代でしたが、抱腹絶倒、前田九段の文をご一読下さい。

弟子達(若手)の成績

11/17 ○佐々木勇気七段(先手)-三浦弘行九段(後手)● ヒューリック杯棋聖戦 二次予選
11/18 ●三枚堂達也七段(先手)-近藤誠也七段(後手)○ 叡王戦 予選

棋聖戦二次予選で佐々木(勇)七段は三浦九段に勝って本戦入りまであと1勝となりました。挑戦者目指して、勝ちを続けて下さい。

今年度成績
佐々木勇気七段 16勝7敗(勝率7割)
高見 泰地七段 14勝11敗(勝率5割6分)
三枚堂達也七段 13勝7敗(勝率6割5分)
渡辺 大夢六段 12勝7敗(勝率6割3分)
門倉 啓太五段 9勝9敗(勝率5割)
加藤結李愛女流初段 13勝5敗(勝率7割2分)
鎌田美礼女流2級 3勝3敗(勝率5割)

柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)

11/17 須永廣志四段
11/18 佐藤茂雄三段
11/19 斉藤翔真四段
11/20 福田洸五段
11/22 嶋崎裕一朗四段
11/23 堂跡佑介四段

 
 

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