大病をすると人生観が変わる。
2024.02.28今週のつぶやき
大病をすると人生観が変わる。
と言われていますが、私自身16年前に心筋梗塞を引き起こしてしまいました。
幸い倒れる前に病院に行って命を取り止め現在がありますが、あれ以来大好きだった酒を余り飲まなくなりました。
救われた命。それ以降、しばらくは一日一日を大切にと謙虚になりましたが、喉元過ぎれば熱さを忘れるの例えのように、また好き勝手に生きたことも。
しかし、最近は生きているのではなく、生かされていると感じるようになり、人間すべてはお導きによって動かされているのではと思うようにもなりました。
自分一人の力はしょせん小さなもの。
でも私でなければ、できないことも残されているので健康第一に、極力酒は控えています。
本当に酒量は全盛の100分の1くらいに減りました。
昔の私を知る人は嘘だろうと否定してきます。
それはそうでしょう。50代くらいまでは一升くらいの酒はもろともせず、後で記憶のなくなることもしばしばでした。
思い出せば汗顔の至りです。
もう一生分の酒は飲んだであろうから、これから飲まなくとも苦痛ではないし、欲求不満にもなりません。
やはり、これは大病によってもたらされた心境の変化に他ならないと思うのです。
人間弱い者。追い詰められなければ、平凡の有難さが分からないのです。
今は規則正しい生活をしています。
毎日欠かさないのは、タブレットでプロの対局観戦をすること。
藤井八冠の対局には力が入りますが、先日行なわれた棋王戦第2局、伊藤匠七段の一戦は、収束の鮮やかさに驚かされました。
挑戦者伊藤匠七段の猛攻を薄い玉でしたが、匠に防ぎ切り、反撃に転じると、瞬く間に寄せてしまいました。
ボクシングに例えると、相手の猛烈なパンチをロープ際でブロックして、一瞬のスキをとらえてカウンターパンチで一発KO。
そんな感じで、段違いの強さを見せつけました。
これでタイトル戦12連勝。この解説は、石田九段一門将棋チャネル「棋王戦第2局。攻守共にスキなし、藤井棋王鮮やかに決める」で放送していますので是非、そちらの方をご覧下されば幸いです。
弟子達(若手)の成績
2/21 | ●高見泰地七段(先手)-佐藤天彦九段(後手)○ | 王座戦 二次予選 |
2/22 | ○近藤誠也七段(先手)-佐々木勇気八段(後手)● | 王座戦 二次予選 |
2/25 | ○佐々木勇気八段(先手)-佐藤天彦九段(後手)● | NHK杯戦 本戦 |
NHK杯戦準決勝まで勝ち進んだ佐々木勇気八段。果してどこまで勝ち進むのか。
今年度成績
佐々木勇気八段 23勝17敗(勝率5割8分)
高見 泰地七段 24勝12敗(勝率6割7分)
三枚堂達也七段 16勝10敗(勝率6割2分)
渡辺 大夢六段 11勝12敗(勝率4割8分)
門倉 啓太五段 13勝13敗(勝率5割)
加藤結李愛女流初段 11勝12敗(勝率4割8分)
鎌田美礼女流2級 4勝13敗(勝率2割4分)
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)
2/23 | 池田信太郎六段 | |||
2/24 | 松本博文五段 | |||
2/25 | 金子靖史五段 | |||
2/27 | 須永廣志四段 |