人生を将棋の指し手のようにコンピュータに点数をつけて貰うとどうなるのか。
2024.04.24今週のつぶやき
人生を将棋の指し手のようにコンピュータに点数をつけて貰うとどうなるのか。
と顧みると悪手だらけだったことは間違いなさそうです。
待ったが許されるならの思いはありますが、ただ将棋の道を志したことは、いささかの後悔はないということです。
また、よき子供、よき弟子達に恵まれたことは人財と言って、これにまさるものはないとも思うのです。
4月21日(日)に石田和雄九段一門会が開催されました。
私の喜寿を祝う会です。が、師匠の気持としては、弟子諸君の活躍こそが真に祝う会にふさわしいと思うのです。
しかし、弟子達としては、高齢となった師匠の祝いは是非共の気持が強くあり、この度は素直にその好意に甘えることにいたしました。
総勢140名。これで満杯でした。
皆様有難うございました。
将棋連盟本部より片上大輔常務理事の挨拶に始まり、太田和美柏市長のご挨拶と、皆様の心のこもったお言葉には、感謝しかありませんでした。
この会は内輪だけのつもりでしたので、多くの棋士、多くの報道関係者には連絡をしておりませんでしたが、NHKフォーカスが駆けつけて下さったのには恐縮しております。
ゲスト棋士に田中寅彦九段、桐谷広人七段が登場しました。
どちらも話術が巧みで、話は長くなりましたが、皆様とても喜ばれていたようです。
一番付き合いの長い、桐谷さん(株主優待)のところには一緒に写真をとらせて下さいと列が出来る程の人気ぶり。
会を盛り上げるには、桐谷さんは欠かせない存在になったと、昔を知る私には驚きと喜びを隠せませんでした。
けれど、何と言っても、私の弟子佐々木勇気八段の活躍です。
A級残留も昇級と同じだし、NHK杯戦で藤井八冠に勝って優勝したのは圧巻でした。
次は挑戦者になって藤井八冠と戦って貰いたいと願っているファンも多いはずです。
来場されたファンは石田一門、皆を応援してくれています。
弟子一同、これを機にさらなる飛躍を期待するものであります。
本当に皆様、重ねて有難うございました。
さて、注目の叡王戦。第2局は藤井八冠が敗れて1勝1敗のタイになりました。
伊藤匠七段はこの苦しい戦いの将棋をよく勝ち切りました。
もし、次の第3局にも連勝するようだと、ひょっとすると、ひょっとします。
無敵藤井八冠とて次の第3局は緊張するでしょう。
これで第4局に予定されている柏対局が実現することになりました。
これから準備に入り、柏市長はじめ、野崎支部長他、皆で来柏をお待ち申し上げております。
弟子達(若手)の成績
4/17 | ●渡辺大夢六段(先手)-高崎一生七段(後手)○ | 竜王戦4組 千日手 |
4/17 | ○三枚堂達也七段(先手)-阿部光瑠七段(後手)● | ALSOK杯王将戦 一次予選 |
4/19 | ○佐々木勇気八段(先手)-八代弥七段(後手)● | 竜王戦2組 |
4/19 | ○加藤結李愛女流初段(先手)-吉川惠アマ(後手)● | 大山名人杯倉敷藤花戦 |
竜王戦佐々木勇気八段は一組昇級と決勝トーナメント入り。加藤女流初段は今年度2連勝と幸先良い出足しです。
今年度成績
佐々木勇気八段 1勝0敗(勝率10割)
高見 泰地七段 1勝0敗(勝率10割)
三枚堂達也七段 1勝1敗(勝率5割)
渡辺 大夢六段 1勝1敗(勝率5割)
門倉 啓太五段 0勝1敗(勝率0割)
加藤結李愛女流初段 2勝0敗(勝率10割)
鎌田美礼女流2級 0勝1敗(勝率0割)
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)
4/19 | 猪瀬浩志五段 | |||
4/20 | 河上良彦六段 | |||
4/21 | 斉藤翔真五段 | |||
4/23 | 須永廣志四段 |