日本将棋連盟東葛支部 柏将棋センター

今週のつぶやき

今週のつぶやき

春に三日の晴れなし。

2024.05.15今週のつぶやき

春に三日の晴れなし。
と言いますが、このところ雨の降る日が多い。
寒暖の差は激しいですが、やっと春らしくなり、うららかな日差しが心地よい。
日本の四季は、まだ残っているようです。
第82期名人戦7番勝負第3局は、藤井聡太名人の快勝。
これで3勝0敗となり、挑戦者豊島将之九段は早くもカド番に立たされました。
この将棋は一日目から先手番の藤井名人が終始リードを奪っていました。
棒銀が、もろに炸裂し「収拾困難になってしまった」と局後豊島九段に語らせるほどの一方的な内容でした。
豊島さんにとって不出来の一語に尽きる将棋。残りの局は開き直っての挽回をと期待しています。
藤井将棋恐るべし。断然たる強みを見せつけた一局でした。
こうなると名人戦の勝敗は、誰の目でも、挑戦者に難しいものとなったと言えるでしょう。
第4局は5月18,19日に別府市で行われます。
どうやらファンの皆様の興味は、叡王戦に移ったようです。
第4局の柏対局は、これまでにない大注目の一戦となるでしょう。
何せ、前週書いたように、追い込まれてのカド番は初めての藤井さん。
いつものように、冷静沈着に盤上没我と行けるかどうか。
同年代ですが、3ヶ月年下の伊藤匠七段相手といういのも、負けてはならじの気持が、平常心を保てるかどうか。まずその精神面が一番のカギとなります。
それをもろともせず、はねのけるようならこの人は人というより神に近い存在です。
後手番だけに序盤、中盤と長考する場面も考えられ、果してどういう展開になるか興味津々です。
この重大な第4局を引き当てた、柏は、喜びと同時に責任を感じています。
5月30日(木)の前夜祭、5月31日(金)の現地大盤解説会、のご案内、お申し込みを、このホームページで行っていますので、是非ご参加下さい。《第9期叡王戦五番勝負 第4局 前夜祭・現地大盤解説会のお知らせはこちら》
また第58期東葛名人戦3番勝負は伊東恒紀東葛名人が挑戦者の斉藤翔真五段を2勝1敗で下し防衛しました。59期東葛順位戦は5月より始まりました。期間は五ヶ月間。
 
 
弟子達(若手)の成績

5/7 ○加藤結李愛女流初段(先手)-大島綾華女流二段(後手)● ヒューリック杯白玲戦 女流順位戦C級
5/9 ○門倉啓太五段(先手)-畠山鎮八段(後手)● 竜王戦5組 昇決
5/10 ●高見泰地七段(先手)-郷田真隆九段(後手)○ 竜王戦2組
5/13 ○高見泰地七段(先手)-谷合廣紀四段(後手)● 棋王戦コナミグループ杯 予選
5/13 ○鎌田美礼女流2級(先手)-梅津美琴女流1級(後手)● ヒューリック杯白玲戦 女流順位戦D級

加藤結李愛女流初段は、白玲戦女流順位戦で大島女流二段に勝利。我が女流弟子の活躍にも期待。
 
 
今年度成績
佐々木勇気八段 1勝0敗(勝率10割)
高見 泰地七段 2勝2敗(勝率5割)
三枚堂達也七段 1勝2敗(勝率3割3分)
渡辺 大夢六段 1勝1敗(勝率5割)
門倉 啓太五段 1勝1敗(勝率5割)
加藤結李愛女流初段 3勝1敗(勝率7割5分)
鎌田美礼女流2級 2勝2敗(勝率3割3分)
 
 
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)

5/10 古谷邦夫五段
5/11 金子靖史五段
5/12 勘解由正樹五段
5/14 須永廣志四段

 

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