日本将棋連盟東葛支部 柏将棋センター

今週のつぶやき

今週のつぶやき

今が一番棋譜並べをしている。

2024.02.21今週のつぶやき

今が一番棋譜並べをしている。
とさえ感じる昨今です。
私の現役時代、特に20代は将棋の虫と言われる程将棋に打込んでいました。
しかし、30代に入ってから、ことに家庭を持ってからは、将棋、将棋という訳にはいかなくなり、子供への溺愛は、対局に際しての闘志の欠如に繋がって行ったように思います。
勝負師としては明らかに、落第だったかなあと、その頃を振り返ります。
加えて、酒をこよなく愛し、対局も終りに近づくと、早く一杯飲みに行きたいと、勝ちをはやり、逆転負けを喫することたびたびでした。
今の若い人達の対局姿を、アベマ等で観戦していると、自身のその頃の対局態度たるや何だったかと反省しきりです。
時代もおおらかなものでしたが、もっとしっかり決めていれば戦績も違っていたはずです。
あの頃は棋譜を並べるにも結構手間がかかりましたが、今はタブレットで、すぐに見られます。
冒頭述べたように、今が一番棋譜をよく見ているし、それで将棋の研究にもなっているようです。
現役の時より今の方が将棋の研究をしているというおかしな現象。これもAIの発達により、何でもタブレットで見られる有難き時代になったからでしょう。
また藤井八冠の対局は楽しみに欠かさず観戦。私も観る将ファンの一人となったのでしょうか。
それと、何と言っても弟子達の対局を観るのは、生き甲斐のひとつになっています。特に順位戦の対局などは深夜になり、自ら対局をしている如く真剣に観戦していますから、2日、3日と疲れが抜けない(勝った時は別ですが)くらいです。
苦楽は表裏一体とも言います。引退してなお、このような緊張感を持つ時間があるということは存外私は幸せ者かもしれません。
佐々木(勇)八段A級残留なるか。高見泰地七段、B級1組昇級なるか。
心静かに、その対局を待つことに致しましょう。
今週の石田九段一門将棋チャネルは「柏将棋センターの豆棋士相次ぐ県代表。スター棋士の少年時代は?」を放送。柏将棋センターに通う二人の少年が千葉県代表、茨城県代表となり再び出演、プロ棋士の登竜門とも言える小学生名人戦の過去のスター棋士の活躍をも語っています。

 
 
弟子達(若手)の成績

2/14 ●佐々木慎七段(先手)-高見泰地七段(後手)○ 順位戦B級2組
2/15 ○三枚堂達也七段(先手)-三浦弘行九段(後手)● ヒューリック杯棋聖戦 二次予選

B級2組順位戦、高見泰地七段は佐々木慎七段に勝ち、残り一局に昇級を賭けます。
 
 
今年度成績
佐々木勇気八段 22勝16敗(勝率5割8分)
高見 泰地七段 24勝11敗(勝率6割9分)
三枚堂達也七段 16勝10敗(勝率6割2分)
渡辺 大夢六段 11勝12敗(勝率4割8分)
門倉 啓太五段 13勝13敗(勝率5割)
加藤結李愛女流初段 11勝12敗(勝率4割8分)
鎌田美礼女流2級 4勝13敗(勝率2割4分)
 
 
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)

2/16 箕輪悟史五段
2/17 美馬和夫六段
2/18 小林凛空四段
2/20 戸崎誠一四段

 

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