引退して対局はしないけれど、毎日結構忙しい。
2024.03.06今週のつぶやき
引退して対局はしないけれど、毎日結構忙しい。将棋労働者の如く働いています。
のんびり家の中に閉じ籠もってテレビばかり見ているのは私の性に合わないようで、どこかへ出掛けて、何かをして家に帰らないと一日が過ぎたきがしないのです。
もっとも、これは身体がまずまず健康で続く限りという条件つきなのは言うまでもありませんが。
先日ファンから“身体に気をつけいい仕事をして下さい”という手紙を頂きました。
このご心配と激励はとても嬉しいのですが身近な識者から、体に気をつけいい仕事なんかできない。と指摘されました。
たとえば、棋士が深夜に及ぶ対局をしている時、体をかばっていたのでは難局を制することができず、負けがこんでくるでしょう。
今私は現役を退いて、身を張った勝負はできない立場です。
それが身体にはいいかもしれませんが、一方であの頃がよかったと、しみじみ思うのです。
あのしびれるような緊張感は、遠い昔の思い出とはなったかの如くです。
しかし、現在も子供教室、道場の経営、巨大支部の会員集め、ユーチューブ、このつぶやき、地域社会への貢献につながるイベント等々、冒頭書いたように結構忙しいのです。
まだ世の中にいくらか必要とされていることは嬉しくもありますが、身体にも気をつけなければいけない。
体に気をつけいい仕事をするという、細い道を歩むのが今の私の生甲斐です。
出来る限り休養を取り、午前中は大谷選手を真似て殆んど寝ています。
関西弁でまだまだやりまっせ。皆様ご心配なきよう、よろしくお願いします。
今週の石田九段一門将棋チャネルは「佐々木勇気八段、NHK決勝進出で藤井-羽生の勝者と対戦!」を放送。NHK杯戦で、佐々木勇気八段は昨年に続き決勝に躍り出ました。対戦相手も、藤井か羽生かという凄いメンバー。その解説をしていますのでご覧下さい。
弟子達(若手)の成績
2/29 | ○渡辺和史六段(先手)-門倉啓太五段(後手)● | 竜王戦5組 |
2/29 | ●斎藤慎太郎八段(先手)-佐々木勇気八段(後手)○ | 順位戦A級 |
3/1 | ●貞升南女流二段(先手)-加藤結李愛女流初段(後手)○ | 大成建設杯清麗戦 予選 |
3/3 | ○佐々木勇気八段(先手)-増田康宏七段(後手)● | NHK杯戦 準決勝 |
A級順位戦最終局、佐々木(勇)八段は斉藤八段に勝ち、残留を決めました。この勝利は大きく、来期順位を上げてA級戦にのぞみます。
今年度成績
佐々木勇気八段 25勝17敗(勝率6割)
高見 泰地七段 24勝12敗(勝率6割7分)
三枚堂達也七段 16勝10敗(勝率6割2分)
渡辺 大夢六段 11勝12敗(勝率4割8分)
門倉 啓太五段 13勝14敗(勝率4割8分)
加藤結李愛女流初段 12勝12敗(勝率5割)
鎌田美礼女流2級 4勝13敗(勝率2割4分)
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)
3/1 | 林佑秦3級 | |||
3/2 | 河上良彦六段 | |||
3/3 | 金子靖史五段 | |||
3/5 | 池田周平四段 |