日本将棋連盟東葛支部 柏将棋センター

今週のつぶやき

今週のつぶやき

有名になったら孤独になる。

2024.04.10今週のつぶやき

有名になったら孤独になる。
最近、深夜のラジオに嵌っていますが、このセリフがやけに耳に焼きついています。
金持ちになったからとて豊かになれるとは限らない、ともある有名人が語っていました。
そうかもしれません。
幸福は、その人自身の心が決めるもの。
だから他から見ては絶対に人の幸不幸は分らない。
上に立って輝いて見える人こそ、実はあっちに気を使い、こっちに気を使いと気が休まらないものかもしれません。
こんな話を聞いたことがあります。
ある超大企業が、社員の精神のケアに病院を作ったところ驚くことに、重役さんが、とても多くこられたそうです。
人も羨む地位で、収入も潤沢にある人が何故と思うのですが、実は孤独で人に言えない悩みを抱えているのでしょう。あるいは重役とはいえ苦情のたまり場で、それを自分一人が受け止めているのかもしれません。
まさに外から見えぬ柿の渋なんですね。
さて、叡王戦のタイトル戦が始まりました。
藤井聡太叡王対伊藤匠七段の5番勝負です。
第一局は藤井先手で始まり、後手の伊藤匠七段の右玉模様で互角の戦いが続き、中盤から終盤にかけて伊藤優勢の局面も出たのですが、最終は藤井勝ち。まず一勝です。
この将棋を見ると、どうして他にはあんなに強い伊藤匠七段が、藤井八冠相手だと手が伸びなくなってしまうのかと言うことです。
終盤、チャンスがありました。譜号で言うと△7六銀と出て行く筋で勝負、勝負と指して貰いたかったです。
この銀出をやっていれば、優勢だったし、勝っていたかもしれないと私は思うのです。
これで対藤井戦11連敗。信じられませんが、もうそろそろ1勝してもおかしくありません。
第4局が柏対局だけに第2局を注目して見守っています。
そして直ぐに名人戦が始まります。
対戦相手は豊島将之九段。以前、藤井キラーとして名を馳せた豊島九段ですが、名人戦は久しぶりの登場で、白熱した戦いを皆が待ち望んでいます。4月10日11日に第一局が開始されます。
第58期東葛順位戦が終了し、S級挑戦者に斉藤翔真五段(小6)がなり、伊藤恒紀東葛名人に挑みます。各級入賞者は東葛順位戦成績表をご覧下さい。表彰式は4月29日(祝)15時より行います。
 
 
弟子達(若手)の成績

4/2 ●北島忠雄七段(先手)-渡辺大夢六段(後手)○ 竜王戦4組
4/3 ○高見泰地七段(先手)-金井恒太六段(後手)● 棋王戦コナミグループ杯 予選
4/4 ●山口恵梨子三段(先手)-加藤結李愛女流初段(後手)○ 大成建設杯清麗戦 予選

今年度成績
佐々木勇気八段 0勝0敗(勝率-)
高見 泰地七段 1勝0敗(勝率10割)
三枚堂達也七段 0勝0敗(勝率-)
渡辺 大夢六段 1勝0敗(勝率10割)
門倉 啓太五段 0勝0敗(勝率-)
加藤結李愛女流初段 1勝0敗(勝率10割)
鎌田美礼女流2級 0勝0敗(勝率-)
さあ今年度が始まりました。まず高見七段。渡辺(大)六段。加藤結李愛女流初段が一勝をあげました。石田一門全開の年にしたいですね。
 
 
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)

4/5 箕輪悟史五段
4/6 金子靖史五段
4/7 金子靖史五段
4/9 須永廣志四段

 

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