日本将棋連盟東葛支部 柏将棋センター

今週のつぶやき

今週のつぶやき

自宅の周辺は、利根川が近く自然の恵みが豊かなところにあります。

2023.08.30今週のつぶやき

自宅の周辺は、利根川が近く自然の恵みが豊かなところにあります。
暑さも、いくらかはやわらいできたので最近は樹木の多い道端のベンチでゴロリと寝転んで休息を取ることが多いです。
すると、通りすがりの人が大丈夫ですかとたびたび声を掛けてきます。
行き倒れ?かと間違えている訳でもないでしょうが、下手に横にもなれない。
そこで、場所を変え、先週行った手賀沼公園へ出向きました。
ここなら横になっても誰も声を掛けてきません。
ところがです。私の気に入った日陰のベンチは、すでに大の字になって寝ている人がいるではありませんか。
人の考えることは皆同じか。
思うようにならないのは、将棋も人生も同じで、同一局面なしも、またしかり。
本当にこの湖畔は、吹き抜ける風が強く、涼しく、いやあ気持ちがよい。
ですが、草むらにいつまでも居座っている訳にもいかず、場所を変えることに。
そうだ、志賀直哉旧邸に行こう、と決めて徒歩で約10分弱、文豪が居を構えた跡地に涼みに行きました。が、ここは風が来ない。
この地で暗夜行路の半分を書いたのだなあの思いにふけるだけで、また湖畔近くに戻ることに。
ということで今週もまた我孫子で休養をとる一日となりました。
今の私の生き甲斐のひとつは後進の育成です。
毎週日曜日に子供教室を開いていて、それが生活の張りとなっています。そこには沢山の生徒さんが来てくれますが、その中から、相次いで全国大会で活躍してきているのは既報の通り。
そして、また、高校生となりましたが、小学1年から中学2年まで、子供教室に通っていた女鹿紘喜君(17才)が、全国高等学校将棋竜王戦で、準優勝してきました。
優勝を逃したのは残念ですが、準優勝は立派なもの。
喜んで楯を持って柏将棋センターに来るところは可愛いし、いい子だなあと改めて感じました。
とはいっても人相は、はや青年の雰囲気が漂ってきていますし、自信もついてきている様に伺えました。
皆、強くなり嬉しい限りですが、子供教室で基礎からしっかり教えているのも大きいと、私は勝手に解釈しています。
コンピュータ全盛の世で、ともすれば藤井七冠ですらコンピュータでよく記憶しているから勝つと思われている方の多いこと。
しかし、それは間違っていると思うのです。
藤井さんの強さは、コンピュータ研究の及ばなくなった訳の分からない局面こそ、力を発揮するのです。
コンピュータは必要な時代になりましたが、それには頼り過ぎず、自分で考える力をつけることこそ大切だと、私は思います。
 
 
弟子達(若手)の成績

8/25 ●稲葉陽八段(先手)-佐々木勇気八段(後手)○ ALSOK杯王将戦 二次予選

佐々木(勇)八段はA級順位戦、豊島九段には負けましたが、王将戦二次予選決勝で稲葉八段に勝ち、リーグ入りを果たしました。
 
 
今年度成績
佐々木勇気八段 11勝2敗(勝率8割5分)
高見 泰地七段 9勝5敗(勝率6割4分)
三枚堂達也七段 5勝3敗(勝率6割3分)
渡辺 大夢六段 5勝3敗(勝率6割3分)
門倉 啓太五段 5勝5敗(勝率5割)
加藤結李愛女流初段 6勝6敗(勝率5割)
鎌田美礼女流2級 3勝6敗(勝率3割3分)
 
 
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)

8/25 祖父江践哉四段
8/26 中村清之介四段
8/27 山田勇人五段
8/29 中村清之介四段

 

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