藤井聡太竜王名人が八冠を制覇するか。
2023.09.06今週のつぶやき
藤井聡太竜王名人が八冠を制覇するか。
棋界の話題はこの一点に、注がれていると言っても過言ではありません。
一人の天才が、これほどまで世に影響をもたらすのか。
大リーグの大谷選手という、やはり唯一無二の存在が、野球人気を盛り返させたように大天才の与える力は計り知れません。
ただ大谷選手とて身体はやはり人間で右肘を損傷し、再手術を検討中とのこと。
最近ホームランが出なくなったのも、それが原因かもしれないと心配になってきます。
これだけの大逸材を、どう長持ちさせ伸ばさせるのか。
最善の選択は何か、休ませることも含めて、決断を迫られる局面です。とこう書いている時、今右わき腹を痛めベンチスタートというニュースが飛び込んできました。
世は一寸先は闇ともいいます。大事に至らなければいいが。
私は大谷ファンとして、今年はホームラン王だけは取って貰いたいと願うばかりです。
野球は身体全体を使う競技。
けれど将棋は体力はもちろん必要ですが、頭脳を使う競技です。
急に頭に何かコーンと当り異変をきたし、欠場という例は今まで聞いたことがありません。
藤井さんが、突然負け込むことなど想像すらできません。
ただ、今度の王座戦は、第一局を永瀬拓矢王座が勝ったことにより、分からなくなりました。
この一戦ほど、手に汗握る終盤戦の攻防は見たことがありませんでした。形勢は揺れ動いても、最後に勝つ藤井将棋。そう思って観戦していましたが永瀬王座は、粘り強くしかも正確で、僅差の勝利をものにしました。
これで、対藤井戦、先のA級順位戦に次いで連勝。「藤井さんには人間をやめないと勝てない」という意味のことを語っていた永瀬さん。人類を越えないと勝てないということなのか。真意は計り知れませんが、藤井さんの強さを一番よく知っている永瀬さんの王座防衛に賭ける執念はすさまじいものがあります。
タイトル戦2連敗したことがない藤井七冠。第2戦は全国のファン注視の大熱戦となるでしょう。
石田九段一門将棋チャネルは「永瀬王座、藤井竜王名人の八冠を阻むか」「藤井聡太竜王名人、八冠に向けての正念場」の二つ、ご視聴下さい。
今期東葛順位戦、九月末で終了します。最後の追い込み対局をよろしくお願いします。
弟子達(若手)の成績
8/29 | ○三枚堂達也七段(先手)-西尾明七段(後手)● | 順位戦C級1組 |
8/29 | ○都成竜馬七段(先手)-門倉啓太五段(後手)● | 順位戦C級1組 |
8/31 | ●瀬川晶司六段(先手)-渡辺大夢六段(後手)○ | 順位戦C級2組 |
9/1 | ○佐々木勇気八段(先手)-高見泰地七段(後手)● | 竜王戦2組 昇決 |
9/1 | ○頼本奈菜女流初段(先手)-鎌田美礼女流2級(後手)● | 女流王位戦 予選 |
C級2組順位戦、渡辺(大)六段は瀬川六段に勝ち、3勝1敗と追い上げてきました。
今年度成績
佐々木勇気八段 12勝2敗(勝率8割6分)
高見 泰地七段 9勝6敗(勝率6割)
三枚堂達也七段 6勝3敗(勝率6割7分)
渡辺 大夢六段 6勝3敗(勝率6割7分)
門倉 啓太五段 5勝6敗(勝率4割5分)
加藤結李愛女流初段 6勝6敗(勝率5割)
鎌田美礼女流2級 3勝7敗(勝率3割)
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)
9/1 | 須永廣志四段 | |||
9/2 | 北谷史仁四段 | |||
9/3 | 金子靖史五段 | |||
9/5 | 中沢義雄五段 |