棋聖戦の第一局がベトナムで行われました。
2023.06.07今週のつぶやき
棋聖戦の第一局がベトナムで行われました。海外対局は久しぶり。
私にとってベトナムは、7年前観光を兼ねて普及に出向いた思い出の国です。
今回の対局場は、観光地ダナンでしたが、私が訪れたのは首都ハノイでした。
バイクが街中に、あふれんばかり走っていて騒々しいほど活気がありました。
空は青く澄み切ってはいませんでしたが、この国はこれからドンドン伸びてくるであろう。日本の昭和30年代の頃かもしれない。
平均年齢は凄く、若く、それだけ将来性のある国だと思うのです。
日本を見習おうとしている様子が伺え、特に日本文化には、とても興味があるようでした。
チェスは盛んですが、日本将棋はまだそれほど浸透しておらず、まずベトナム支部を立ち上げることに成功しただけでも、第一歩の成果と自身一定の評価をしています。
あれから7年、今はもっと盛んになっているでしょうかね。
さて、今回のタイトル戦、棋聖戦の第一局、藤井聡太棋聖対佐々木大地七段戦は、藤井棋聖の勝利で終わりました。
相腰掛銀の将棋で、先手番となった藤井棋聖が、序盤から少しずつ優位を広げ終盤では勝勢の局面となりました。
ここから佐々木大地七段の粘りは凄く形勢は混とん。というより藤井さんにしては珍しく、スパッとした決め手を逃したという方が当っているかもしれません。
でも最後には勝ち切りますね。
この詳しい解説は石田九段一門将棋チャネル「藤井棋聖第一局ベトナム対局を制す」で放送していますので、ユーチューブをご覧になって下されば幸いです。
佐々木大地七段は最近絶好調。
棋聖戦に続き、王位戦も挑戦者になり、藤井七冠に挑みます。
未知数の魅力があり、どのような戦いをするか注目です。
また、叡王戦第5局の替りのイベント「藤井叡王を囲む会」の準備は着々と進んでいます。
観覧席は、定員をはるかに越え抽選となりました。
コンピュータにかけての厳正な抽選ですので、承知おき下さい。
弟子達(若手)の成績
6/1 | ●門倉啓太五段(先手)-遠山雄亮六段(後手)○ | 棋王戦コナミグループ杯 予選 |
6/1 | ○斎藤明日斗五段(先手)-三枚堂達也七段(後手)● | ALSOK杯王将戦 一次予選 |
6/2 | ○佐々木勇気八段(先手)-高野智史六段(後手)● | ALSOK杯王将戦 一次予選 |
6/5 | ○貞升南女流二段(先手)-加藤結李愛女流初段(後手)●ヒューリック杯白玲戦 女流順位戦C級 | ヒューリック杯白玲戦 女流順位戦C級 |
佐々木(勇)八段は高野六段に勝ち、王将戦一次予選を突破。今年度勝率8割。
今年度成績
佐々木勇気八段 4勝1敗(勝率8割)
高見 泰地七段 2勝3敗(勝率4割)
三枚堂達也七段 2勝1敗(勝率6割7分)
渡辺 大夢六段 2勝1敗(勝率6割7分)
門倉 啓太五段 2勝2敗(勝率5割)
加藤結李愛女流初段 1勝3敗(勝率2割5分)
鎌田美礼女流2級 1勝3敗(勝率2割5分)
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)
6/2 | 須永廣志四段 | |||
6/3 | 鎌田敦胤五段 | |||
6/4 | 金子靖史五段 | |||
6/6 | 中沢義雄五段 |