今週のつぶやき

叡王戦は、激闘の末第４局目で藤井聡太叡王が勝ち防衛に成功。
結果的に３対１のスコアでしたが、藤井叡王にとっては珍しく、苦しい場面が続くなかで、それを乗り切っての防衛といった感を受けました。
特に第４局などは千日手を二度も続け、どちらも負けられないという気迫が伝わってくる熱戦。
挑戦者の菅井竜也八段は無念な結果でしたが、このタイトル戦対藤井戦に賭ける並々ならぬ、鬼気迫る闘志が画面を通じても伝わってくるほどでした。
観る将ファンの方は、堪能されたのではないでしょうか。
終盤の藤井叡王のＡＩが悪手と示した手で（直ぐに是正しましたが）見事即詰みに打ち取ったあたり、これぞＡＩ越え？と思わせる鮮やかな、人間離れした手順でタイトル戦を締めくくりました。
やはり大天才です。
この詳しい解説は、石田九段一門将棋チャネル「藤井叡王苦闘の末、超絶ＡＩ越えの寄せで防衛」で語っていますので是非ご覧下さい。
この度の叡王戦は、菅井八段が善戦検討しました。常勝藤井叡王を追い詰め、苦しめた久しぶりのタイトル戦を見た思いです。
これで第５局の柏対局はなくなり、いささか残念ですが、代替に藤井叡王を囲む会を催します。やはり６月１７日に行います。
指導対局、トークショー、叡王戦の名場面を振り返り、そしてメーンは公開対局、藤井聡太叡王対佐々木勇気八段戦を予定しております。
石田一門総出演で、藤井叡王の祝賀を兼ねるといった柏でしか見られないイベントになるかと思います。
参加希望の方は、おそらく抽選になると思いますが、６月１日から６月４日１５時まで、このホームページで受け付けますので、今から準備をしておいて下さい。
会場は昨年同様「柏の葉カンファレンスセンター」です。
皆様の来場をお待ちしています。
 
 
弟子達（若手）の成績

渡辺(大)六段は棋聖戦で連勝。小山怜央四段のプロデビュー２戦目に勝利し、実力を示しました。
 
 
今年度成績
佐々木勇気八段　３勝１敗（勝率７割５分）
高見　泰地七段　２勝３敗（勝率４割）
三枚堂達也七段　２勝０敗（勝率１０割）
渡辺　大夢六段　２勝１敗（勝率６割７分）
門倉　啓太五段　２勝１敗（勝率６割７分）
加藤結李愛女流初段　１勝２敗（勝率３割３分）
鎌田美礼女流２級　１勝３敗（勝率２割５分）
 
 
柏将棋センタートーナメント戦　優勝者（段位は当センター認定）