日本将棋連盟東葛支部 柏将棋センター

今週のつぶやき

今週のつぶやき

将棋に序盤、中盤、終盤があるように

2023.09.20今週のつぶやき

将棋に序盤、中盤、終盤があるように、人々の人生にもそれはあるように思います。
人生の序盤、幼少のころ誰かに崖から(段差はあまりない)突き落とされ、額を負傷し針でぬう大怪我をしたことがあります。
あれが致命傷にならず、生きてこられたのが不幸中の幸いでした。
子供の頃は、その事件のことを知らされず、後で聞いてゾーッとする思いです。
中盤戦からは、将棋、将棋の毎日でした。
本当に、もうどういう訳か将棋が好きで好きで仕方なく、プロになりたいと誰に勧められる訳でもなく、思いつめていました。
中学3年頃には、岡崎市では大人も含めて敵はいませんでした。
そこで、名古屋市の板谷四郎九段の開いている将棋道場に通うようになり、先生にプロになりたい旨、伝えました。
「石田君は5級くらいかな」と、そして東京の奨励会に通った方がいいとアドバイスされました。
事実上、入門を認めてくれた訳で、それからJR岡崎駅から東京まで、5時間かけて月2回例会に通うようになりました。
お陰で2年7か月で6級から三段になり、地獄の三段リーグを迎えることになりました。
そこも四期で抜けることができたのも師の板谷四郎九段、兄弟子の板谷進九段、大村和久九段の励ましあったればこそと思っています。
憧れのプロ棋士四段。その時ちょうど20才になっていました。
それから、C級2組一期抜け、C級1組一期抜けと、飛ぶ鳥を落とす勢いでした。
ところがB級2組まできたところで、大スランプに陥り、東京の方へ居を構えることになりました。
思い出の暗い青春期、阿佐谷時代のこと。
桐谷さんにマンションを紹介して貰って、阿佐谷駅周辺で浴びる程飲みました。とこう書いていると次々と思い出が浮かび回顧録のようになってしまいそうなので今回はこの辺りで止めましょう。
今は、人生の終盤にさしかかり、地域社会の発展と後進の育成に、最後の力を振り絞っています。
早く芽を出せ棋士の種。そんな気持ちで、教室、道場に顔を出していますが、実は先週の土曜日、微熱が出て、コロナのPCR検査を受けてきました。結果は陰性。
厄介な疫病がはやってきたもので、今週火曜日、また熱が38,3度まで上がり、再びPCR検査を受けてきました。今度も陰性で、先生から「2度陰性ですからコロナではないでしょう」と言われ解熱剤など薬を処方してもらいました。病院に入ってもいいから、そこで薬を貰って下さいと言われ、病院に入るとなんと熱が下がっており「正常な体温です」とアナウンスされるではないですか。医師の一言ほど良薬はないと思った次第。今は自宅で大事を取って休養していますが、週末は元気にセンターに出向きます。
今週の石田九段一門チャンネルは「加藤女流倉敷藤花挑戦なるか。佐々木(勇)A級での跳躍は」を放送。弟子の活躍と飛躍を期待を込めて語っています。ご視聴を。

 
 
弟子達(若手)の成績

9/13 ●今井絢女流初段段(先手)-加藤結李愛女流初段(後手)○ 大山名人杯倉敷藤花戦
9/14 ○阿部光瑠七段(先手)-渡辺大夢六段(後手)● 朝日杯将棋オープン戦 一次予選

B級2組順位戦、高見七段は中川八段に勝って3勝1敗。昇級候補。残りの対局に期待してます。
 
 
今年度成績
佐々木勇気八段 12勝5敗(勝率7割1分)
高見 泰地七段 10勝6敗(勝率6割3分)
三枚堂達也七段 6勝3敗(勝率6割7分)
渡辺 大夢六段 6勝4敗(勝率6割)
門倉 啓太五段 7勝6敗(勝率5割4分)
加藤結李愛女流初段 7勝7敗(勝率5割)
鎌田美礼女流2級 3勝7敗(勝率3割)
 
 
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)

9/15 猪瀬浩志四段
9/16 金子靖史五段
9/17 前島竜成三段
9/18 山崎陽一五段
9/19 中沢義雄五段

 

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