日本将棋連盟東葛支部 柏将棋センター

今週のつぶやき

今週のつぶやき

いやあ、今年の夏は暑かった。

2023.09.27今週のつぶやき

いやあ、今年の夏は暑かった。
と、もう過去形にしてもいいでしょう。
セミの声も聞こえなくなり、やっと秋になったかなと思えるこの頃です。が、日本に四季はもうなくなってしまったのではないかと嘆きたくなります。
“小さい秋、小さい秋、小さい秋見つけた”という歌の文句のように、小さくなった秋だからこそ、この大切な一日一日を味わって生きてみようとも思うのです。
先日、北小金駅から徒歩10分くらいのところにある、佛法山、東漸寺へ行ってきました。
江戸時代に幕府の庇護を受け、宿場町であった小金宿は東漸寺を中心に形成され、近くには今も旧水戸徳川家の旅館や、旅籠跡があり、千葉県で最も歴史のある街のひとつとして知られています。
その東漸寺の総門をくぐると、多くの木々に囲まれた長い参道があり、仁王門、中雀門をさらにくぐると本堂がみえてきます。
樹齢数百年の鶴亀の松。これぞ歴史だと感動を覚え、風鈴のなびく、竹のイスに座りました。
こんな一時がいい。徳川家、ゆかりの寺というのもいい。近くにこんな由緒ある寺があるとは・・・。
私は記念に、一日一訓カレンダー、徳川家康名言集を買ってきました。
私の部屋に飾って、一日一枚ずつめくって、家康公の言葉をかみしめています。
今日は27日。「願いが正しければ、時至れば必ず成就する」とあります。
そう念じつつ、今日一日を過ごすことにいたしましょう。
さて先週から気になっていた私の弟子の活躍ですが、まず、佐々木勇気八段は、A級順位戦、3回戦で広瀬章人八段と対戦し快勝。
先手番を握っていた勇気八段は、腰掛銀模様から、後手の変形をとがめ、直ぐに先攻。ややよしから、有利、優勢へと危なげない勝利を収め、2勝1敗としました。
強敵、広瀬八段には、負けてしまうのではないかと心配していたのですが、見事ノーミスの勝利でした。
これで、渡辺、豊島、広瀬と強い順?に当っての勝ち越しは、今後に明るい展開が期待できます。
また、加藤結李愛女流初段は本日、大山名人杯倉敷藤花戦の挑戦者決定戦、西山朋佳女流三冠と対戦。
強豪相手に、どのような戦いを見せるのか。
何とか、一発入れてくれないかと、今日はタブレットにしがみつき。挑戦者、タイトル奪取となったら、師匠はひっくり返って喜びます。
 
 
弟子達(若手)の成績

9/19 ○三枚堂達也七段(先手)-遠山雄亮六段(後手)● ヒューリック杯棋聖戦 一次予選
9/19 ●西山朋佳女流三冠(先手)-三枚堂達也七段(後手)○ ヒューリック杯棋聖戦 一次予選
9/21 ○渡辺大夢六段(先手)-高野秀行六段(後手)● 叡王戦 予選
9/21 ●渡辺大夢六段(先手)-石井健太郎六段(後手)○ 叡王戦 予選
9/22 ○佐々木勇気八段(先手)-広瀬章人八段(後手)● 順位戦A級
9/22 ●門倉啓太五段(先手)-勝又清和七段(後手)○ 朝日杯将棋オープン戦 一次予選
9/22 ○高見泰地七段(先手)-佐藤和俊七段(後手)● 朝日杯将棋オープン戦 一次予選

先述のようにA級順位戦、佐々木(勇)八段は広瀬八段との1勝1敗同士の対局を制したのは大きい。この対局で上を向くか下を向くかの分かれ道だっただけに、今後指し口も違ってくるでしょう。
それと本日大注目の王座戦第3局、藤井勝ち8冠奪取に王手をかけるか、こちらも同門筋として大いに気になります。
 
 
今年度成績
佐々木勇気八段 13勝5敗(勝率7割2分)
高見 泰地七段 12勝6敗(勝率6割7分)
三枚堂達也七段 8勝3敗(勝率7割3分)
渡辺 大夢六段 7勝5敗(勝率5割8分)
門倉 啓太五段 7勝7敗(勝率5割)
加藤結李愛女流初段 7勝7敗(勝率5割)
鎌田美礼女流2級 3勝7敗(勝率3割)
 
 
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)

9/22 池田尚弘五段
9/23 鎌田高造二段
9/24 村上健太郎2級
9/26 中沢義雄五段

 

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