日本将棋連盟東葛支部 柏将棋センター

今週のつぶやき

今週のつぶやき

私の部屋にひとつの色紙が飾ってあります。

2023.05.24今週のつぶやき

私の部屋にひとつの色紙が飾ってあります。
この度、国民栄誉賞を受賞された車イステニスの国枝慎吾氏の“オレは最強だ!”と記したもの。
何とも線の太い力強い文字で、私もかくありたいと常々思っております。
車イスであれだけ強い球を打つ。
余程の屈強な精神力の持主なのでしょう。
国枝さんの練習場だったのが、私の家から歩いて10分くらいのところにあると以前にも書きました。
そして国枝さんが、将棋大好き人間であることを知り指導対局に出向いたとも書き、私のユーチューブでも、その模様を放送いたしました。
その収録した場面が、先週金曜日朝八時過ぎにNHKテレビで放送されたことは、気付かれた方もいらっしゃると思います。
知らない人から「先生テレビに出てましたね」と声を掛けられたほどです。
国民栄誉賞を貰うような偉い方が、近くにお住まいになっている。ここは自然の恵み豊かなところで、一昨日誘われるように吉田邸に足が向いていました。
先週の金曜日に病院を退院してきたばかりなので、ゆっくりと自身の体に大丈夫か大丈夫かといい聞かせ大邸宅の奥座敷に、どかっと座りました。
ここは十年程前、タイトル戦の棋聖戦の対局が行われた場所。
羽生棋聖対深浦九段の一戦で、立会人は私、記録係は天野貴元君でしたが、その写真が飾ってあります。
対局者は今も活躍していますが、天野君はこの世を去っています。享年30才。舌ガンで誠に早く旅立たれ、その生き様は小説になったり、ドラマになったりもしました。“今を生きる”“自分のことより他人の幸せ”と語り、死の間際は両親に「生んでくれて有難う。30年も生きれて幸せでした」と言い残していった、親孝行な息子でもあったのです。
対局場に来て、そんな思いにふけるとは・・・。
今年もタイトル戦の叡王戦第5局が柏で行われます。柏といっても三井ガーデンホテルの方で行われますが、幻の局となるか。
もし、そうなっても、代替に祝賀イベントを行いますのでお楽しみに。6月17日が対局日、さて。
今週の石田一門将棋チャネルは「名人戦第4局藤井竜王、完璧、69手で勝利」を放送しています。
注目の第4戦でしたが、先手番を持った時の藤井竜王の断然たる強みで、69手で圧勝しました。私の解説、感想を生の声でお聞きください。

 
 
弟子達(若手)の成績

5/16 ○堀彩乃女流1級(先手)-鎌田美礼女流2級(後手)● ヒューリック杯白玲戦 女流順位戦D級・千日手
5/17 ○佐々木勇気八段(先手)-深浦康市九段(後手)● 竜王戦2組 昇決

竜王戦で佐々木(勇)八段は深浦九段に勝利。今年度も7割を越えています。
 
 
今年度成績
佐々木勇気八段 3勝1敗(勝率7割5分)
高見 泰地七段 2勝2敗(勝率5割)
三枚堂達也七段 1勝0敗(勝率10割)
渡辺 大夢六段 0勝1敗(勝率0割)
門倉 啓太五段 2勝1敗(勝率6割7分)
加藤結李愛女流初段 1勝2敗(勝率3割3分)
鎌田美礼女流2級 1勝3敗(勝率2割5分)
 
 
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)

5/19 箕輪悟大四段
5/20 綱島隆行五段
5/21 川崎裕史五段
5/23 松浦孝幸四段

 

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