夏は暑い。しかし一昔前の日本の夏は
2022.07.28今週のつぶやき
夏は暑い。しかし一昔前の日本の夏は暑いといっても風鈴の音色が心地よく響いたものです。
ところが、最近はただ暑い、何とかしてくれと、冷房に頼る他はなく酷暑といってもいいでしょう。
ただ数日前の雨は朝などいささかの冷気をもたらしてくれてはいますが。
昨今のコロナ感染の数は、いっこうに収まらず、増加の一途で、しばらく気を付け耐える他はなさそうです。
耐えるということは忍ということです。
“人生は努力と忍耐”偉大な先人の言葉を今ほど感じる時はありません。
けれど気分転換は必要です。
一昨日、テレビで柏崎の花火が三年ぶりに打ち上げられているのを見ました。
花火は気分がスカッとしますね。
ウイルスなんかには絶対に負けるなと、大スターマインが打ち上げられ、夜空を鮮やかに彩っていました。
尺大300発がフィナーレ。パチパチパチの大拍手。
瞬時のこととはいえ、今でも心に残っています。
毎週、弟子の活躍を生甲斐のひとつと書いてきています。
弟子の対局をタブレットで観戦するのが楽しみで、勝てば花火より気分がスカッとします。
26日に竜王戦決勝トーナメント戦で高見泰地七段が、佐藤天彦九段に敗れたのは誠に残念。私は高見君を挑戦者のダークホースと見て期待していただけに観戦にも力が入りました。
中盤まで互角。
どちらも簡単には負けないよ、という指し方で、持ち時間もほぼ拮抗し、双方がっぷりよつに組んだ型でしばらく動きませんでした。
動きが出たと思ったら、たちまち終盤に突入。
私は高見君の終盤力を信じ、どこかで何かをしてくれるのでは、と期待していたのですが、名人位まで取った佐藤天彦九段の指し手は筋金入りで、付け入るスキを与えませんでした。
勝利の女神は佐藤(天)九段に微笑んだということでしょう。負けたことは忘れ、高見君、順位戦の方頑張って下さい。
今週の石田九段一門将棋チャネルは「加藤結李愛女流初段、鎌田美礼女流2級、愛弟子二人の跳躍を」を放送。
二人の可愛い女流棋士の紹介と、今後の飛躍を願い、私の感想を述べています。是非ご覧下さい。
弟子達(若手)の成績
7/20 | ●飯島栄治八段(先手)-高見泰地七段(後手)○ | 順位戦B級2組 |
7/21 | ○近藤正和七段(先手)-渡辺大夢六段(後手)● | 順位戦C級2組 |
7/21 | ●日浦市郎八段(先手)-三枚堂達也七段(後手) | 朝日杯将棋オープン戦 一次予選 |
7/25 | ●石川陽生七段(先手)-門倉啓太五段(後手)○ | 朝日杯将棋オープン戦 一次予選 |
7/26 | ●高見泰地七段(先手)-佐藤天彦九段(後手)○ | 竜王戦 決勝トーナメント |
今年度成績
佐々木勇気七段 2勝3敗(勝率4割)
高見 泰地七段 7勝5敗(勝率5割8分)
三枚堂達也七段 5勝2敗(勝率7割1分)
渡辺 大夢六段 6勝4敗(勝率6割)
門倉 啓太五段 4勝3敗(勝率5割7分)
加藤結李愛女流初段 6勝4敗(勝率6割)
鎌田美礼女流2級 0勝1敗(勝率0割)
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)
7/21 | 橋都正雄四段 | |||
7/22 | 小林敏英四段 | |||
7/23 | 鎌田敦胤五段 | |||
7/24 | 金子靖史五段 | |||
7/26 | 松長喜久郎五段 | |||
7/27 | 田中雄祐四段 |