日本将棋連盟会長に羽生善治氏が選ばれました。
2023.06.14今週のつぶやき
日本将棋連盟会長に羽生善治氏が選ばれました。
運営面でも連盟を引張ることになります。
前任の佐藤康光九段は、連盟最大の難局を凌ぎ、幸いかな藤井ブームにものって、よくその任を全うしたと思います。
東西、両方の会館の移転にも着手し、ほぼメドがついたところで交代という潔い引き際でした。
他からみれば意外でしたが、岡崎将棋まつりのトークショーの時「私はこれでいいんですよね」の一言に、私はひょっとしたらと、交代を予感しました。
本当によく勤められました。歴史に残る会長となるかもしれません。
ご苦労様でございましたと申し上げたいと思います。
これから、また現役選手として、A級復帰を目指し、将棋に打ち込まれることでしょう。
新会長となった羽生さんですが、師の二上会長そして二上会長の師、渡辺会長と三代にわたって会長職を務めることになります。
「藤井さんのブームにのって、観る将ファン等、ファン層が多様化してきました。来年日本将棋連盟100周年の節目を迎えます。ここまで諸先輩方の献身的努力により現在の隆盛があります。中略、将棋は小さなお子さんから女性、年配者まで、幅広くコミュニケーションを計ることができます」と挨拶はまだまだ続き、羽生新会長の船出となりました。
東西新会館の移転など、責任は重いですが、ここは羽生さんに登場して貰う選択は、将棋連盟の最善手かもしれないと思うのです。
羽生善治新会長のもと、棋士一同頑張りましょう。
柏の「藤井叡王を囲む会」が、今週土曜日と近づいてきました。
藤井さんの叡王祝賀を兼ねた催しものですが、藤井さんにとって棋聖戦のベトナム対局以後初のイベント。
つまり7冠となって、最初のイベントとなる訳です。
ベトナム帰りから十分に休養は取れたと思います。
柏市、並びに三井不動産、石田一門こぞって来柏をお待ちしています。
この会の売りは、藤井聡太七冠対佐々木勇気八段の早指し席上対局です。
日本将棋連盟のライブ携帯中継も行われることになりました。お楽しみにお待ち下さい。
また石田九段一門将棋チャネルでは「藤井叡王七冠を囲む会を前にして」を放送していますので是非ご覧下さい。
弟子達(若手)の成績
6/7 | ○高見泰地七段(先手)-佐藤和俊七段(後手)● | 竜王戦2組 昇決 |
6/8 | ●斎田晴子女流五段(先手)-鎌田美礼女流2級(後手)○ | ヒューリック杯白玲戦 女流順位戦D級 |
ヒューリック杯女流順位戦D級で鎌田女流2級は斎田女流五段に勝ち5勝2敗。残り一局ですが、8分の1の確率で昇級の芽を残しています。
今年度成績
佐々木勇気八段 4勝1敗(勝率8割)
高見 泰地七段 3勝3敗(勝率5割)
三枚堂達也七段 2勝1敗(勝率6割7分)
渡辺 大夢六段 2勝1敗(勝率6割7分)
門倉 啓太五段 2勝2敗(勝率5割)
加藤結李愛女流初段 1勝3敗(勝率2割5分)
鎌田美礼女流2級 2勝3敗(勝率4割)
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)
6/9 | 松長喜久郎五段 | |||
6/10 | 小川貴之五段 | |||
6/11 | 金子靖史五段 | |||
6/13 | 松長喜久郎五段 |