暑くて逃げ出したくなるこの頃。
2023.07.05今週のつぶやき
暑くて逃げ出したくなるこの頃。冷房は苦手だし、どこか涼しいところはないのかと叫びたくなります。
生甲斐といったら、タブレットで藤井七冠の対局と、弟子達の対局を観ることです。
あ、それと大リーグ大谷選手の活躍をテレビで観るのが毎日待ち遠しい。
世界中の誰もが認める二刀流。
打の方では、もう完全なホームランバッターとなった如くです。
投げてもエース級。
こんな人がよく日本から出たものだと、つくづく感じます。
人柄も素晴らしく、カナダで道徳に扱われたと聞いています。
「今日一日、憧れるのはやめ、勝つことに集中しましょう」のWBCの時の発言は世界中の人の心を打ったようです。
確かに憧れていたのでは、勝負に勝てませんからね。
将棋界においての、憧れの人は、もちろん若き巨人藤井聡太七冠です。
こちらも規格外の人。
この二人が、スケールは違えど日本の生んだ大天才といえるでしょう。
藤井七冠は、注目の棋聖戦第3局で佐々木大地七段を下し、2勝1敗と防衛に王手をかけました。
いや圧倒的な強さです。
この対局ほどAIの影響を受けた、現代将棋の進化を感じた将棋はありませんでした。
▲9七桂と桂を反対に跳ねた手など、昔では考えられない。藤井さんはAIを非常に巧く使っているという印象ですが、彼の真の強さはそこではなく、AIでも人間でも指せない手、▲8六王と寄った手にあると思います。
あの手で佐々木(大)七段は面食らって長考。
自ら負け筋に入っていったのです。
藤井将棋恐るべし。これで棋聖と七冠防衛に近づきました。
残るは王座戦。挑戦者決定戦は豊島九段に決まり、その対局を制すれば挑戦者となって永瀬王座と8冠を賭けて戦うことになります。
また王位戦七番勝負も始まります。
7日、8日と第1局がトヨタで行なわれ、相手はやはり佐々木大地七段。
私は立会人を務めに行って参ります。
石田九段一門将棋チャネルは「藤井棋聖、規格外の手連発で防衛に王手」を放送。是非ご覧下さい。
弟子達(若手)の成績
6/27 | ●佐藤康光九段(先手)-佐々木勇気八段(後手)○ | 棋王戦コナミグループ杯 挑決トーナメント |
6/28 | ○門倉啓太五段(先手)-千田翔太七段(後手)● | 朝日杯将棋オープン戦 一次予選 |
6/28 | ●伊藤沙恵女流四段(先手)-加藤結李愛女流初段(後手)○ | 大山名人杯倉敷藤花戦 |
6/29 | ●村中秀史七段(先手)-高見泰地七段(後手)○ | 叡王戦 予選 |
6/29 | ●近藤誠也七段(先手)-高見泰地七段(後手)○ | 叡王戦 予選 |
6/29 | ●北島忠雄七段(先手)-渡辺大夢六段(後手)○ | 朝日杯将棋オープン戦 一次予選 |
今週は石田一門6戦全勝。この調子で突っ走ってくれれば師匠は元気一杯になります。
今年度成績
佐々木勇気八段 5勝1敗(勝率8割3分)
高見 泰地七段 5勝5敗(勝率5割)
三枚堂達也七段 3勝1敗(勝率7割5分)
渡辺 大夢六段 3勝2敗(勝率6割)
門倉 啓太五段 4勝2敗(勝率6割7分)
加藤結李愛女流初段 2勝3敗(勝率4割)
鎌田美礼女流2級 2勝3敗(勝率4割)
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)
6/30 | 中沢義雄五段 | |||
7/1 | 鎌田敦胤五段 | |||
7/2 | 斉藤翔真五段 | |||
7/4 | 中沢義雄五段 |