朝日杯オープン戦で永瀬拓矢九段が優勝。
2024.02.14今週のつぶやき
朝日杯オープン戦で永瀬拓矢九段が優勝。
決勝で藤井八冠を降しての初優勝は感慨もひとしおだったと思います。
昨年、王座失陥の借りの3分の1は返せたと、自身述べていましたが、無敵の藤井さんに勝ったことは今後に大きな自信を持ったことでしょう。
あの王座戦は3対1で敗れたものの結果が逆になってもおかしくない内容でした。
必勝の将棋を、ひっくり返されること二度。
本人もさぞや悔しかったでしょうが、今回は終盤の競り合いで勝ち切り終盤の強さも見せつけました。
藤井さんは、もう勝つのが当り前。
王将戦は4対0でストレート勝ちするし、NHK杯戦も勝ち進み早指しでも強いところを見せつけていただけに、皆様びっくりされたのではないでしょうか。
その詳しい解説は石田九段一門将棋チャネル「朝日杯、永瀬九段優勝。藤井八冠年間最高勝率はどうなる」で放送していますのでご覧下さい。
藤井絶対王者の神話を少しでも崩すことは逆に将棋人気を盛り立てることになるかもしれない。
藤井さんとて早指しでは間違えることもあるのだと、今後の成長の余地を残してくれた。
まだ21歳。一人だけ強くなり過ぎている現状ですが、さらに強くなると手がつけられなくなる。
皆が打倒藤井で燃えてくるでしょうから、これからの将棋界は面白くなりそうです。
次の藤井八冠の対局は棋王戦第2局、伊藤匠七段との一局です。2月24日に行なわれますが、前局持将棋となり、伊藤匠七段に批判もありました。
伊藤さんにとっては、それを払拭する為に是が非でも勝ちたいところ。
藤井さんにとっては、年間最高勝率(記録は中原五段当時が最高)の記録更新もかかっており負けられないところです。興味津々です。
また柏将棋センターで、2月23日(祝)10時より第53回全国支部対抗戦、個人戦、東葛支部予選が行なわれます。
東葛支部は200名を越える支部であり、その為代表枠が他より多く、その代表を選ぶ予選。
現在まだ、対抗戦など、参加人数に余裕がありますので、皆様のご参加を是非お待ち申し上げます。
詳しいご案内は東葛支部の連絡、2024.02.02をご覧下さり申し込み下されば幸いです。
弟子達(若手)の成績
2/6 | ○日浦市郎八段(先手)-三枚堂達也七段(後手)● | 順位戦C級1組 |
2/6 | ○門倉啓太五段(先手)-西尾明七段(後手)● | 順位戦C級1組 |
2/7 | ○渡辺大夢六段(先手)-牧野光則六段(後手)● | 順位戦C級2組 |
順位戦は大詰め。三枚堂七段は惜しくも三敗目を喫しましたが、門倉五段、渡辺(大)六段は勝ちました。
昇級も降級点もなく、今年度を終えて。来季こそは・・・。
今年度成績
佐々木勇気八段 22勝16敗(勝率5割8分)
高見 泰地七段 23勝11敗(勝率6割8分)
三枚堂達也七段 15勝10敗(勝率6割)
渡辺 大夢六段 11勝12敗(勝率4割8分)
門倉 啓太五段 13勝13敗(勝率5割)
加藤結李愛女流初段 11勝12敗(勝率4割8分)
鎌田美礼女流2級 4勝13敗(勝率2割4分)
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)
2/9 | 新井一路1級 | |||
2/10 | 伊藤享史六段 | |||
2/11 | 鎌田敦胤五段 | |||
2/12 | 河上良彦六段 | |||
2/13 | 宮崎清四段 |