日本将棋連盟東葛支部 柏将棋センター

今週のつぶやき

今週のつぶやき

竜王戦7番勝負は、4勝0敗で藤井竜王のストレート勝ち。

2023.11.15今週のつぶやき

竜王戦7番勝負は、4勝0敗で藤井竜王のストレート勝ち。
対戦相手の伊藤匠七段は藤井さんより3ヶ月程生れが遅く、同年代対決として注目されてましたが、一矢も報いることができず敗退しました
さぞや伊藤さんも悔しかったことでしょう。
将来ライバルとなる為には、ここは1勝は返しておくべきところ。
この一番に勝つということの大切さは、例をあげれば、羽生善治七冠の頃、名人戦で森内八段(当時)が、0勝3敗で迎えた第4局を勝って1勝3敗としたことが頭に浮かんできます。
結局その名人戦は4勝1敗で羽生さんが勝ちましたが、あの名人戦で1勝をあげたことが次の自信につながったと、識者から聞かされたことがあります。
それ以降、森内さんはタイトル戦で羽生さんに肉薄し、何度かタイトルを奪っています。
伊藤匠七段にとっては、試練の竜王戦となりましたが、捲土重来を期待するものであります。
それにしても、藤井八冠は強いですね。強過ぎます。
本当に史上最強の棋士となるかもしれません。そう言うとなるかもではない、すでになっているではないか、と反論されそうですが、この強さを何年、何十年と続けられるかどうか。
そこに注目が集まってくるでしょう。
実績においても、木村、大山、中原、羽生を越えてこそ、パーフェクトに史上最強と誰もが認める存在となるでしょう。
しかし、私流の解釈では、今の強さは過去に例がなく、異次元と言ってもよいと思うのです。
何せ、八冠及び他の棋戦4つも優勝。全部たせば12冠ということですから、こんな棋士、今まで見たことがありません。
今後は、誰が藤井さんに一番迫れるか、に興味がうつってくるでしょう。
石田九段一門将棋チャネルでは「藤井竜王防衛。ストレートで無敵ぶりを発揮」で私の感想を述べておりますので、そちらをご覧下さい。
また今週の石田九段一門将棋チャネルは11月4日に行われた柏市民将棋大会の様子「第70回柏市民将棋大会、盛大に開催」を放送しています。

 
 
弟子達(若手)の成績

11/7 ○門倉啓太五段(先手)-宮田敦史七段(後手)● 順位戦C級1組
11/7 ○三枚堂達也七段(先手)-古森悠太五段(後手)● 順位戦C級1組
11/9 ○本田奎六段(先手)-渡辺大夢六段(後手)● 順位戦C級2組
11/10 ●佐々木勇気八段(先手)-菅井竜也八段(後手)○ 叡王戦 予選
11/10 ●堀彩乃女流1級(先手)-加藤結李愛女流初段(後手)○ ヒューリック杯白玲戦 女流順位戦C級

三枚堂七段が勝率を上げてきております。一門停滞の感ありますが、一斉奮起を期待す。
 
 
今年度成績
佐々木勇気八段 14勝11敗(勝率5割6分)
高見 泰地七段 14勝8敗(勝率6割4分)
三枚堂達也七段 11勝5敗(勝率6割9分)
渡辺 大夢六段 8勝10敗(勝率4割4分)
門倉 啓太五段 9勝9敗(勝率5割)
加藤結李愛女流初段 8勝10敗(勝率4割4分)
鎌田美礼女流2級 4勝8敗(勝率3割3分)
 
 
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)

11/10 猪瀬浩志四段
11/11 斉藤翔真五段
11/12 高森勇吹二段
11/14 猪瀬浩志四段

 

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