日本将棋連盟東葛支部 柏将棋センター

今週のつぶやき

今週のつぶやき

藤井五冠が敗れると話題になる時代。

2022.10.13今週のつぶやき

藤井五冠が敗れると話題になる時代。
となってきた感のある昨今の将棋界です。
先日行われた竜王戦で広瀬章人八段に敗れ、7番勝負の第一局を落としただけでも、あるファンから竜王戦どうなるんですかねと大注目のようです。
広瀬八段は、この対局の数日前、岡崎将棋まつりに出演して貰ったばかり。
縁起のいい、徳川家康公生誕の地岡崎まつり出て、幸先よい一勝となったは、我田引水でしょうか。
ともあれ、藤井さんが第一局を負けたことにより、竜王戦は俄然面白くなってきました。
これまで、藤井さんのタイトル戦2日制の7番勝負の勝率は20勝2敗で約9割1分という驚異的数字を残していました。
この対局に敗れても20勝3敗で約8割7分の勝率。
これはとんでもない成績なのです。
下馬評は圧倒的藤井乗りが多く、広瀬さん一番入るかなという厳しい意見もあったくらいです。
しかし、広瀬八段の底力は、恐るべきものがあり、羽生さんの通算100期のタイトルが掛かった竜王戦でも、下馬評を覆し、羽生さんの大記録を阻止したことは、知る人ぞ知るです。
今度の竜王戦でも下馬評をひっくり返すのか。
私は第二局が非常に重要で、まずここを見てから、と思っています。
藤井さんはタイトル戦で2つ差をつけられたことはない。
7番勝負で2敗したこともない。
もし、広瀬八段がこの記録を打ち破れば、竜王の行方は分からなくなると、私は思います。
大注目の第2局と申し上げておきます。
それにしても、昨今は寒暖の差がひど過ぎます。
身体にこたえます。
悩みも次々と出てきます。
しかし、よい事も時にはあり、とこれが人生なんだ。
私自身、のんびり隠居の年齢なのに、支部会員集めとか、市民将棋大会とか、よくやっていると、自分で自分を誉めることにしています。ただし、支部長の協力は絶大なものがあると感謝しつつ、自分が誉めなくて、誰が誉めてくれるのか。と勝手に言い聞かせ力づけています。

今週の石田九段一門将棋チャネルは「竜王戦第1局、藤井よもやの完敗」を引き続きご覧下さい。

なお、第55期東葛名人戦並びに順位戦の表彰式を10月30日15時より行います。是非ご出席下さい。

弟子達(若手)の成績

10/6 ○斎藤明日斗五段(先手)-渡辺大夢六段(後手)● ヒューリック杯棋聖戦 一次予選
10/7 ○黒田尭之五段(先手)-三枚堂達也七段(後手)● 順位戦C級1組
10/7 ○佐々木勇気七段(先手)-及川拓馬七段(後手)● 伊藤園お〜いお茶杯王位戦 予選
10/11 ○三枚堂達也七段(先手)-千葉幸生七段(後手)● 順位戦C級1組
10/11 ○石井健太郎六段(先手)-門倉啓太五段(後手)● 順位戦C級1組

C級1組順位戦、三枚堂七段3勝2敗、門倉五段2勝4敗。とこれからの巻き返しを期待します。

今年度成績

佐々木勇気七段 11勝4敗(勝率7割3分)
高見 泰地七段 13勝7敗(勝率6割5分)
三枚堂達也七段 9勝5敗(勝率6割4分)
渡辺 大夢六段 8勝7敗(勝率5割3分)
門倉 啓太五段 6勝8敗(勝率4割3分)
加藤結李愛女流初段 10勝4敗(勝率7割1分)
鎌田美礼女流2級 1勝2敗(勝率3割3分)

柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)

10/6 松長喜久郎五段
10/7 猪瀬浩志四段
10/8 鎌田敦胤五段
10/9 伊藤享史六段
10/10 四段以上 金子靖史五段 三段以下 土谷威泉吹1級
10/11 猪瀬浩志四段
10/12 松長喜久郎五段
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