日本将棋連盟東葛支部 柏将棋センター

今週のつぶやき

今週のつぶやき

今年は正月早々能登半島地震があり、不穏な出足しとなりました。

2024.01.31今週のつぶやき

今年は正月早々能登半島地震があり、不穏な出足しとなりました。
人々が家族団らんで祝う時が一瞬にしてこわれてしまいました。
もう一ヶ月経ちますが、改めて被災された方には心より哀悼の意を表し、一日も早い復興を願うばかりです。
将棋界に戻れば、今年も藤井八冠の話題でもち切りとなりそうです。
新年明けて間もなく、タイトル戦の王将戦が始まり、すでに三局終りましたが、藤井王将の三連勝。
このタイトル戦、挑戦者の菅井八段独特の振り飛車にどう対応するかが注目されていました。第一局こそ秒に追われ自信のない展開が続きましたが、形勢を損じることなく勝利を収めると、第2局、第3局と危なげない勝ちっぷり。
一ヶ月余タイトル戦のないブランクが懸念されましたが、これで完全に払拭。
一局指すごとに、さらに強くなっている印象を受けます。
先週にも述べましたが、昔の王将戦だと香落に指し込むという過酷な制度がありました。
現在はオール平手で香落戦は指されません。
香落戦というと升田八段(当時)が大山王将、名人に香を落として勝った一局が歴史的に有名です。
では香落というと、どの位の差があるのだろうか、とコンピュータに詳しい人に調べて貰うことに。
何と香落は200点位の差しかないのです。ちなみに角落は600点、飛落は800点と、コンピュータにもよるでしょうが差がついてくるようです。
200点差というと平手で振飛車をした時に出てくる差とそんなに違いはないのです。
これでは、香落で負けたからとて、不思議ではないという理屈になってきます。
私はもっと差があると思っていたのですが。
先週の金曜日、柏市の文化連盟新年懇親会に招かれ出席してきました。
将棋は日本最高の文化という識者もいます。
これだけ伝統のあるゲームはなく、最高と言っても過言ではないと、恐れながら壇上で少々弁じてきました。
その会食の席で高齢の市会議員にこう言われました。「色々ゴタゴタ考えるよりも、毎日忙しくしていた方がいい」と。何気なく出た言葉でしょうが、これが私には天の声に聞こえ、勇気づけられました。
今週の石田九段一門将棋チャネルは「ABEMA地域対抗戦、関東Aチーム勝利スタート」を放送。ABEMA地域対抗戦パブリックビューイングが柏将棋センターで行なわれた時のこと等を語っています。

 
 
弟子達(若手)の成績

1/23 ○伊藤真吾六段(先手)-門倉啓太五段(後手)● 王座戦 一次予選
1/23 ●鎌田美礼女流2級(先手)-宮宗紫野女流二段(後手)○ 女流王将戦 予選
1/25 ●佐々木勇気八段(先手)-永瀬拓矢九段(後手)○ 叡王戦 本戦
1/25 ●高橋道雄九段(先手)-高見泰地七段(後手)○ 棋王戦コナミグループ杯 予選
1/25 ●三枚堂達也七段(先手)-久保利明九段(後手)○ 朝日杯将棋オープン戦 本戦
1/26 ●加藤結李愛女流初段(先手)-渡辺弥生女流二段(後手)○ 女流王将戦 予選
1/28 ●古森悠太五段(先手)-佐々木勇気八段(後手)○ NHK杯戦 本戦

今週は一門あまり振るわず。来週順位戦の大勝負が控えています。
 
 
今年度成績
佐々木勇気八段 22勝15敗(勝率5割9分)
高見 泰地七段 22勝11敗(勝率6割7分)
三枚堂達也七段 15勝8敗(勝率6割5分)
渡辺 大夢六段 10勝12敗(勝率4割5分)
門倉 啓太五段 12勝12敗(勝率5割)
加藤結李愛女流初段 11勝12敗(勝率4割8分)
鎌田美礼女流2級 4勝12敗(勝率2割5分)
 
 
柏将棋センタートーナメント戦 優勝者(段位は当センター認定)

1/19 池田周平四段
1/20 鎌田高造二段
1/21 斉藤翔真五段
1/23 中沢義雄五段

 

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